Living in Peace
こどもフォーラム2017

新しい社会的養育のビジョンと現実
〜私たちはこれから何をすべきか〜

2017/11/19 (日) 14:00 開始


定員数に達したので参加受付を終了しました!沢山のお申し込み、本当にありがとうございました!


Living in Peaceからのメッセージ

本サイトにお越しくださり、ありがとうございます。NPO法人Living in Peaceです。 

私たちが暮らしている日本には、虐待などを背景に親と暮らせない子どもたちが全国に約5万人います。
その子たちは、児童養護施設、児童心理治療施設、児童自立支援施設、里親など、児童福祉法によって定められた養育環境で日々を送っています。
保護者の代わりに別の大人が子どもと愛着関係をきずき、子どもの成長を見守っていくのです。
そのような養育のあり方を「社会的養護」と呼びます。

2016年、児童福祉法が大きく改正され、
「子どもの権利」を尊び、子どもの最善の利益を追求すること、
社会的養護において家庭的な養育環境を目指すことが宣言されました。 

さらに本年8月には、厚生労働省より「新しい社会的養育ビジョン」という社会的養護全体に関わる抜本的な改革案が提出されています。
このビジョンには、幼児は里親養育を原則とすること、施設も子どもの一時保護の役割を担っていくことなどが記されています。

今、まさにこのタイミングで、日本の社会的養護全体が大きく変わろうとしています。

社会的養護下で暮らす子どもたちに目を向けることはまた、「子どもの貧困」というもう一つの社会課題に目を向けることでもあります。
日本では依然として、7人に1人の子どもが「相対的貧困」と呼ばれる生活困窮家庭で生活しています。 
経済的困窮は子どもから人とのつながりや心の健全な成長を奪い、大人になったときの貧困、さらにその子どもたちの貧困と連鎖していきます。
多くの場合、そのなかで虐待も発生します。こうした背景から、社会的養護下で暮らす子どもには生活困窮世帯の出身が多いのです。

子どもの貧困は大変に大きく複雑な社会課題ですが、社会的養護はその解決の鍵となります。
社会的養護がすべての子どもに最善の利益を提供できれば、社会的養護を入り口に貧困の連鎖を止めることができるはずです。 

私たちはここで一歩足を止めて、これからの社会的養護のあるべき姿をみんなで考える必要があります。
そのための機会として、Living in Peaceは11/19にフォーラムを開催します。

当日は、家庭の貧困・虐待、児童相談所、施設・里親、自立支援にまたがる社会的養護の全体像を俯瞰し、
それぞれの分野を牽引してきた方々の話に耳を傾け、過去に里親養育に大きく舵を切った欧米諸国に学びながら、
今の私たちにできることは何かを考えたいと思います。

1人でも多くの皆さまに会場でお会いできますよう願っております。

プログラム(敬称略)

14:00-14:05
開会の挨拶 
・山口公一(社会福祉法人筑波会 理事長)
14:05-14:15
Living in Peace事業紹介、成果報告 
Living in Peaceの事業紹介と、児童養護施設の建て替えの評価について報告します。
・中里晋三(NPO法人 Living in Peace 副理事長)
14:15-14:30
Living in Peaceからのブリーフィング
社会的養護の全体像、里親養育に移行した諸外国の事例についてのレビューを行います。これを行うことにより、参加者全員が後の専門家の話についていけるようになることを目指します。
・慎泰俊(NPO法人 Living in Peace 理事長)
14:30-15:40
パネル「新しい社会的養育のビジョン−変わるもの、変わらないもの」
社会的養護のあり方についての国の方針が大きく変わろうとしています。この数年の間に社会的養護の全体制度策定に深く関わってきた方々が、それぞれの考える社会的養護のビジョンについて語ります。
・奥山眞紀子(国立成育医療研究センター こころの診療部 部長)、藤野興一(社会福祉法人鳥取こども学園 理事長)、山本麻里(厚生労働省 子ども家庭局審議官)、慎泰俊 *モデレーター
15:40-16:00
休憩

16:00-17:10
パネル「社会的養育の現場から」
社会的養護は、家庭の貧困・虐待から始まり、一時保護、里親・施設養育、卒業後の支援と幅広い分野にまたがっています。それぞれの現場で長年子どもたちに関わってきた専門家らが、自分たちの見てきた世界を語り、これからの社会的養育がどうあるべきかについて語ります。
・上栗哲男(社会福祉法人広島新生学園 園長 理事長)、鈴木聡(三重県児童相談センター 所長)、ロング朋子(一般財団法人ベアホープ 代表理事、里親)、慎泰俊 *モデレーター
17:10-17:55
私たちに今すぐにできること
登壇者全員が参加し、一人3分ずつの問題提起や決意表明を行いつつ、会場からも同様の問題提起と意見表明を募ります。
・登壇者:奥山眞紀子、藤野興一、山本麻里、上栗哲男、鈴木聡、ロング朋子
・発言者:山口公一、他
17:55-18:00
閉会の挨拶
・慎泰俊(NPO法人 Living in Peace 理事長)
14:05-14:15
Living in Peace事業紹介、成果報告 
Living in Peaceの事業紹介と、児童養護施設の建て替えの評価について報告します。
・中里晋三(NPO法人 Living in Peace 副理事長)

登壇者(五十音順・敬称略)

奥山 眞紀子
国立成育医療研究センター こころの診療部 部長

小児精神医学を専門とする小児科医。現在、国立成育医療研究センターこころの診療部部長。専門は小児精神保健、子ども虐待防止、子どものトラウマ、など。NPO法人埼玉子どもを虐待から守る会会長、日本トラウマティックストレス学会理事長等を歴任。現在は、日本子ども虐待防止学会(JaSPCAN)理事長、厚生労働省「新たな社会的養育のあり方検討会」座長、などの役職を務めている。編著書は、「子ども虐待の臨床」(南山堂)、「アタッチメント」(明石書店)、「虐待を受けた子どものケア・治療」(診断と治療社)など。

上栗 哲男
社会福祉法人広島新生学園 園長 理事長

68年間、新生学園で生活。高校時代、広島カープOB山本浩二さんと同野球部に所属。同志社大学卒業後、児童養護施設 広島新生学園の児童指導員に就任。園児の人格形成の一環として、毎日野球指導を通して生活指導していく。1995年 園長理事長に就任。現在は、保育士養成短大・大学で非常勤講師、広島大学の客員教授も務める。2018年度より、児童心理治療施設を増設予定。虐待を受けた児童たちにスポーツを通して癒し、心身を鍛えていく『スポーツセラピー』に徹した施設運営を実現している。

鈴木 聡
三重県児童相談センター 所長

大阪府出身。学生時代を三重県で過ごし、そのまま当県に就職。三重県立の児童精神科病院(あすなろ学園)指導員として自閉症や不登校の子ども達の対応に当たる。その後児童相談所に異動。ケースワーカーや一時保護所の指導員を経験。当時新設されて間もない「虐待対策支援室」のグループリーダー等を経て、2009年から伊賀・中勢・北勢の各児童相談所長。2017年4月から児童相談所をバックアップする役割も持つ三重県児童相談センターにて現職。

藤野 興一

社会福祉法人鳥取こども学園 理事長

1941年9月 鳥取育児院(現鳥取こども学園)養育主任(園長)夫妻を両親として生まれ、学園の子どもたちと共に育つ。1965年3月 同志社大学文学部社会学科(社会福祉専攻)卒業。大学卒業後、大阪で労働組合運動、横浜市寿町簡易宿泊街でセッツルメント活動に従事。1976年12月より、生まれ育った鳥取こども学園に帰り、児童指導員として勤務。1992年4月 鳥取こども学園常務理事・園長就任。2007年5月 全国児童養護施設協議会副会長就任。2013年5月 全国児童養護施設協議会会長就任。足かけ10年にわたり国の社会的養護制度改革にかかわる。2017年6月 社会福祉法人鳥取こども学園理事長就任。

山口 公一

社会福祉法人筑波会 理事長

千葉県社会福祉協議会職員を経て、東京都職員として都立児童養護施設で38年間、知的障がい者施設で2年間、児童指導員として勤務。その後、2011年4月から2015年9月まで、児童養護施設筑波愛児園の施設長を務める。共著「保育の場で出会う家庭支援論」(建帛社)、編著「子どもが語る施設のくらし1・2」(明石書店)、「児童養護とは何か 木下茂幸の養育論」(明石書店)。

山本 麻里

 厚生労働省 子ども家庭局審議官

山口県生まれ。1987年に厚生省に入省。厚生省社会局、年金局、保健医療局、大蔵省、宮城県庁、桑名市役所等の勤務を経て、雇用均等・児童家庭局総務課虐待防止対策室長、家庭福祉課母子家庭等自立支援室長、社会・援護局総務課長、内閣官房内閣審議官(雇用均等・児童家庭局)、2017年7月から現職。

ロング 朋子
一般財団法人ベアホープ 代表理事、里親

東京都の養育家庭として、実子二人と共に里子二人を養育中。在米中、ヤングスタウン州立大学大学院、トリニティー神学大学大学院で学びつつ、学習障害児トレーニングセンターや公立小学校の特別児童プログラムに関わる中で、貧困家庭の支援に携わり、里親制度や養子縁組制度に出会う。帰国後は自ら養育里親として子どもの養育に携わりつつ、2014年よりソーシャルワークとしての養子縁組の実践を目指し、予期せぬ妊娠相談から養子縁組まで行う非営利事業を開始する。

慎 泰俊
NPO法人Living in Peace 理事長

1981年東京生まれ。 朝鮮大学校政治経済学部法律学科卒業。早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。モルガン・スタンレー・キャピタル、ユニゾン・キャピタルを経て、2014年7月に五常・アンド・カンパニー設立。仕事の傍ら、2007年にNPO法人Living in Peaceを設立し、理事長を務める。著書に「働きながら、社会を変える。~ビジネスパーソン『子どもの貧困』に 挑む」(英治出版)、「ソーシャルファイナンス革命 ~世界を変えるお金の集め方」(技術評論社)、「ルポ児童相談所」(筑摩書房)など。

開催概要

日程 2017年11月19日(日)14:00-18:00 ※13:30受付開始
参加費 無料
定員
200名程度
会場 場名
快・決いい会議室 KDX東新宿ビル内  ホールA
所在地
〒160-0021 東京都 新宿区 歌舞伎町2-4-10 KDX東新宿ビル 3F 

地下鉄副都心線・大江戸線「東新宿駅」から徒歩1分
主催 NPO法人Living in Peace こどもプロジェクト
https://www.kodomo.living-in-peace.org/
お問い合わせ お問い合わせは、下記アドレスまでお願いします。お子さま同伴のご相談があれば、11/8(水)までにご連絡下さい。
kodomo_forum.2017@living-in-peace.org
会場 場名
快・決いい会議室 KDX東新宿ビル内  ホールA
所在地
〒160-0021 東京都 新宿区 歌舞伎町2-4-10 KDX東新宿ビル 3F 

地下鉄副都心線・大江戸線「東新宿駅」から徒歩1分